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未来のために4
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「……判断は皆に任せる。私も、正直、自信はそんなにないからね」
雨が声を掻き消す中、亜季は自らの危険な賭けを話し始めた。
四人の顔は心なしか青く見える。
「……確かに、危険に満ちている賭けだね」
「……何事も起こらなければ、まだ、良いって感じネ」
総司とジャックが正直な感想を述べる。
「私は、全員同意しない限り、この策は破棄しようと思う。もし、これを実行してもいいと思うのなら、明日の昼に、部室に来て」
観覧車はすでに回り終わっており、地上に着いている。
ジャック、総司、翔子の面々はそれぞれの思いを持って、帰宅しようと観覧車から出て行く。
だが、
「……あんた、どうしているのよ?」
「お前こそどうして帰らねえんだよ?」
亜季と淳司だけはまだ観覧車に残っていた。
「……チケットがたまたま余っているのよ、私は」
「……随分都合良くチケットが余っているじゃねえか」
いくら咄嗟の言い訳にしても、余りにも拙い言い訳だ。
話題を変えようと逆にその質問を淳司に振る。
「……そういうあんたはどうして残っているのよ?」
「……観覧車に乗る機会なんてそうそうないからな。追加料金払ってでも、この雄大な景色でも観賞しようかなと……」
視線を窓に移すと、窓は曇っていて景色を観賞するには明らかに不向きな環境下であった。とてもこの状況下では窓の向こうの景色など見えたものではない。
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