未来のために4
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「……ごめん。正直、どんな反応していいのか、全くわからない」 困惑したように亜季は呟く。 「……ただ、悪い気分はしないな、うん」 亜季は実に淡白な口調でそう言った。 大嘘であった。 悪い気分がしないどころではなかった。 正直、自分のようなきつめの性格を好いてくれる人物がいるとは思えなかった。 万一いるとしたら、彼女のケンカ友達だけだと思っていたが、その彼も彼女のことをケンカ友達としか捉えていない様だったから。 自分の想いは、断ち切っていたのだ。 この関係が、最良の関係だと信じて。 「……とにかく」 淳司は軽く咳払いをして、 「明日だな。明日で全部、決まるかもしれねえ」 深刻な表情で呟く。 「……そうね」 亜季も頷く。 しばらく、そうして窓から外の景色を見ていると、 「ねえ」 亜季が唐突に淳司に問う。 「手、つないで良い?」 「はい?」 気付いたら淳司は面食らったような表情でそう言っていた。 亜季は不機嫌そうな顔で叫ぶ。 「私が手を繋ぎたいって言ったらおかしい?!」 『おかしい』といつもの条件反射で反論しそうになった淳司だったが、それを口に出さない事には何とか成功した。